模擬COP3
模擬COP3とは・・・
実際のCOP3(温暖化防止京都会議)における各国の意見の相違などをわかりやすく表した模擬会議です。実際は、百数十の国と地域が集まって開催されるのですが、私達は各国の利害と主張をわかりやすくするために5つの国に焦点を当てることにしました。
各国の意見(京都会議直前の情報)
@CO2排出削減目標数値・目標年数
A発展途上国にCO2排出削減を義務付けるかどうか
B各国一律の目標数値を設けるかどうか
Cその他、国として温暖化防止への考え方
日本
@2008年〜2012年に5%削減
A将来的に必要
B各国の事情により、柔軟に対応
Cアメリカに議定書に調印してもらうために、削減反対案にかなりの理解を示す
アメリカ
@2008年〜2012年に安定化(0%)
A削減義務必要
B各国一律の対応をするべき
C産業界を重視しているため、大幅な削減案に対し断固として反対
ドイツ
@2010年までにEU全体で15%削減
A不必要
B各国共通の取り組み
C環境政策を、国が率先して取り組んでいる
モルディブ
@2005年までに20%の削減が必要
A途上国に削減義務を押しつけるべきではない。まず、先進国から削減していくべき
B各国共通の取り組みをすべき
C温暖化によって最も大きな被害を受けるAOSIS(小島諸国連合)の一つ
サウジアラビア
@削減自体に反対
A同上
B同上
C石油ビジネスを何より重要視。石油輸出の権利を主張
環境NGO
@モルディブ案を支持。
A途上国に削減義務を押しつけるべきではない。まず、先進国から削減していくべき
BCOP1に精神を遵守するべき
C議長国日本の姿勢を危険視。アメリカの及び腰な態度を批判