VISUAL STUDIOは、別にたいした事はやってない。
しかも、みんな勝手に好きな事をしている。ロック、テクノだったり、DJだったり、映画作ってたり、PVみたいな映像だったり、真面目にテレビ大阪に作品を応募し、放映される奴もいれば、町の写真をただただ撮っていたり、自分の家族の写真を撮る事を通して新しいコミュニケーションを目指していたり、自分の着る服を作ってる奴、鳥肌実を数人で見に行ったり、みんなやりたい放題やっている。コンセプトがしっかりしていてもアート、ただただ美しいものもアートで、自分を爆発させて人に何か伝わればアート、情熱を込めてなんか形にして、世界中の誰か一人でも何か感じる所があれば、それはたぶんアートなわけで。とにかく、こんな個人の集合がVISUAL STUDIOだ。だから、その世代によって、サークルも形を変える。やりたい事はやるし、やりたくない事はしない。それぞれ別々の感性で、別々の事をやっているからこそ、その力が合わさると、たまに奇跡が起きる。ごくたまに。寡黙な三田の駐車場PM6:00、曲作れる奴がトラックを作り、そこに民族楽器と映像が重なる、ステージはスロープで、鬱蒼と茂る竹に包まれ、その竹林の中からは、和紙包まれた暖かい光が零れ落ちていた。想像できないかも知れないけど、想像できない人は、自分の気持ちいいイメージを作ればいい。もう一つ言える事は、VISUALに境目はあんまりない。どこからどこまでが、誰から、誰が、VISUALで、誰が違うとか、そんなんもあんまない。イベントによって、本当に色んな人が入ってきて、そして出て行く。小山田圭吾のバンドの後ろには、無機的な映像が流れてたり、写真家と音楽が一つのギャラリーという箱の中で共演してたり、コラボレーションの組み合わせも無限で、その面白みも無限だ。自分は、とにかくなんか創りたいという奴らで、こんなコラボレーションを三田に留まらず、どんどん外に出て、学生という立場も捨て、社会の中に入って発信していきたいと思っている。三田は田舎で隔離されていて、遊ぶ所もカフェや図書館なんかもなくて、そのくせ大学は結構忙しいし、大学に入って学んで気づいた、言いたい事や怒りや面白い事はたくさんあるけど、金もなくて、一人でTV見て、「寿司」と呟いてみたり、とにかく適当に過ごしてれば、そのまま通りすぎていくという、どこか抑圧された生活をブチ壊したかった。就職も迫ってくるし。気づけばもう大人って言われる存在で、年金払って、タバコはいけません、気づけば周りにはマイベイビーが。近い、限りなく近い世界のブルー。それは、凄く澄んだ青色でもあり、ネバネバの妖怪人間ベムでもある。まあ、でもアートとの距離は確実に近くなった。三宮のギャラリーでグループ展したり、神戸市立美術館で映像流したり、京都のケーキ屋の販促物のデザインしたり、アーティストのCG作ったりもした、たくさんイベントもしたし、太鼓も楽しかった、最近では、メンバーの一人が個展をやって、1月にも別の奴が個展する、おれも就活終わったらやろうかなーとか思ってたりして、大学から始めたアートだけど、体ごと突っ込んだおかげで、ホント距離は近くなった。将来、どんな事やってても、まあ、楽しく生きていけるかなって気はするし、きっとそれが自分にとっては、一番大事。本当に近い最近は、ビジネスを三田でやってみないと思って、そのシステム作りをしてて、学生のニーズを集めてるんで、もし、何か意見があったらブログの方で、意見募集してるんで、よろしくお願いします。テーマは、こんな店が三田にあったらなです。


でわ、金色夜叉、金色夜叉へ。


中西信人 【なかにし のぶと】

 

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