■ 国・地方公共団体と民間事業者の共同出資で設立された法人である第三セクター。

  80年代、バブル景気の頃の「大型開発ブーム」によってどんどん作られましたが
  90年代に入ると、政府によって「構造改革」が進められたため
  コストの安い外国に企業を移転させ、国内では不景気が長引き、
  事業をはじめて間もない第三セクターは、借金を重ねた上に
  あてにしていた企業が進出せず
  不景気で人が集まらないという状態に置かれました。

  今日では、宮崎のシーガイヤ、長崎のハウステンボスといったように
  次々と第3セクターが破綻し、
  これらの問題はマスメディアでも取り上げられるようになりました。

■ 本発表では、大阪の南港にあるWTC(大阪ワールドトレードセンター)を例に
  第三セクターの再生プロジェクトを提案します。


■ 関西学院大学総合政策学部 西内貴紀(代表)