第4回「生徒会と自治会は何のため?―デモクラシーと総合政策―」

5月27日(水)18:00〜  講師: 村上 芳夫 教授

地方分権改革が唱えられ、その一環として、地方自治体の強化を名目に市町村の大合併が行われた。自治体は、英語でlocal self−governmentであり、地域社会の政府を意味している。
しかし、私的自治と言われるように、なにも自治体にだけ「自治」や統治機能があるというわけではなく、企業や会社、クラブやサークル、家庭や地域といった集団や単位にも一定程度の自立性がある。学校には生徒会や学生自治会があるが、それらは英語でstudent governmentであり、さらに地域の町内会や自治会はneighborhood governmentである。 そこにいずれも共通するのは、government=政府(自治)である。
では、そもそも「自治」とはなにであるかを考えてみよう。



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