外来語問題

第四グループ1102 藤澤健太

1137 丸岡翔太

1211 永松沙織

1250 保田 純

現在の日本語での会話において、非常にたくさんの外来語が使用されています。そのために問題も多く存在しています。まず挙げられるのが、世代間のギャップです。英語教育が普及される以前の世代の人々は、我々の世代が普通に受け入れることができる外来語にも戸惑うことがあります。最近は福祉や介護に関する広報紙などにも外来語やカタカナ語が多く使われているのが現状です。またマスメディアによる専門語の多様が挙げられます。新聞やニュースで自覚なしに使うことで、閉鎖性や特殊性が出てきます。特定の言葉には説明をつけたりすれば、理解しやすくなるのではないでしょうか。そしてこれらは書き手の都合であって、カタカナ語のかっこよさであるファッション性や日本語のあいまいさをぼやかすなどの意図があるのでしょう。

上記のような問題点が挙げることができます。そこで出されたのが『国立国語研究所』によって出された、外来語の言い換え語です。グループでは、それらの言葉の全国的な認知率や理解度を比較し、その言い換え語の中でもどのような類似点や相違点があるかなどを考えました。また全体平均とは別に、今回の問題の対象となっている60歳以上の人々の認知度を見ることで、高齢者のわかりやすい言葉やわかりにくい言葉を考えました。次にその言い換え語をグループの中で考察し、まず言い換え語自体の理解を言い合いまとめました。そしてそれらの言い換えについて、言い換えがわかりやすいかや言い換える必要がないなどの分類分けをしました。今回の言い換えは単純で単なる和訳なのではないかなどの批判もでました。日本語にもともとない表現の言葉を無理に言い換えて広めていくというのにも問題があるように思います。事実現在の日本人は外来語を英語のまま理解しようとするようになっています。しかし外来語にはネイティブに通じないものがあり、本来とは違う意味で使われています。それらのすでに定着している物を本来の意味と違うと指摘することは言語表現の自由を奪う恐れがあります。

そしてグループで出した結論としては、外来語の理解のために第一は外来語教育による補いです。教科書などに載せて、新語などをそのまま理解していくようにするのです。第二は従来通りの説明付けです。第三は言い換え語との併記で、第四は完全な言い換え語を使用することです。二、三、四は語の認知度などによってうまく使い分けていくべきです。