タメ口の功罪

#3007 上田裕佳子  #3029 森崎香子

#3078 井上由梨   #3151 濱田麻衣

 

目的:学生が普段どのようにタメ口を使っているかを調べ、
そこからタメ口のメリット・デメリットを導きだす。

 
 

 


タメ口の定義「親しい友達と話すかしこまらない言葉遣い」とする

 


『タメ口についての意識調査』のアンケート

  調査対象:大学生の男女53名。

  アンケート結果(抜粋)↓↓↓


図1:どのくらいの学年差の人にまでタメ口を使うか

図2:どのくらいの年齢差の人にまでタメ口を使うか


多くの人が年齢差や学年差において2〜3歳をボーダーとしている。
また、年齢差、学年差において9歳以上上あるいは4つ以上上でもタメ口を使うと言う人も意外と多く、
タメ口を使い分けるのに年齢差、学年差にとらわれないと言う意見も私たちの予想以上に多い。


図3:初対面の人や年上の人に対してタメ口を使うか

「はい」:13人 「いいえ」:40人

「はい」の回答が予想以上に多い。

図4:タメ口を使われて嫌な相手

@     コンビニ店員

A     キャッチの人

B     服屋の店員(フィールドワーク実施)


フィールドワークについて

 

タメ口を使われて嫌だという服屋の店員にアンケートをとるために梅田のHEPEST
のトータル40件まわる。そこで、タメ口を使って話かけてきた店員にアンケートをとる。    

 

以下はアンケートの内容

1・タメ口を使うのは、店の方針 or 個人の判断?

2・タメ口を人の何によって使い分けているのか?

3・お客さんにタメ口を使ったことによって何か言われたことはあるか?

4・タメ口を使うことは服を売る上で有効であると思うか?

5・プライベートでも初対面の人にタメ口を使うのか?

 

@     の結果→ほとんどが個人の判断

A     の結果→ノリ 見た目 人柄 雰囲気・年齢(自分より年が下そうな人)など

B     の結果→全員文句なし

C     の結果→全員有効

D     の結果→多くが、馴れ馴れしいと思われるから使わないということであった

メンバーの服装によってもタメ口を使われる率が違うことが分かった。

 

☆メリット

     親密さを感じる(気を使わなくてよい)

     盛り上がる(独自表現の使用)

           ↑ 例:いい意味での「やばい」などといった若者言葉

  

   新しい環境になじみやすい

     経営戦略としても使われる(個人の判断により使い分けることが必要)

☆デメリット

     不快感を与える→ 例:なれなれしい、なめられている感じがする

     いざという時困る(タメ口の多用によって敬語が正しく使えない)

     ↑ 例:面接

     軽い印象を与える(容易に信頼できない)

     敬語の存在意義への圧迫→ 独自文化の損失へ

 

このようにタメ口にはメリット・デメリットが共に存在する。
人と人との関係を保つためにも、時・相手・場合によって言葉を選んでいくべきである。