Encoding of this page: Unicode UTF-8


Windowsの日本語環境でドイツ文字を入力するには
他のヨーロッパ語(ギリシャ文字、キリル文字などを含む)、非ヨーロッパ語の場合も、原理的には同じです。

日本語環境でドイツ語・ドイツ文字を含む文書を作成する場合(1. ドイツ語だけの文書を作成する場合、2. 日本語とドイツ語の混ざった文書を作成する場合 - Grüß Gott! のようなウムラウト等と日本語の混在)、どちらの場合でも、ドイツ文字を表示できること、入力できること、の二つの条件が整わなければなりません。
  1. ドイツ文字が表示できること ― 文書を作成するプログラム(エディタやワードプロセッサ)が、ドイツ文字、ないしは日本語とドイツ語文字の表示をサポートすること
    1. MS-WORD などのワードプロセッサーの場合は、この点については問題ありません。
    2. エディタによってテキストファイル、html-ファイルを作成する場合は、ドイツ語だけの文書の場合は西ヨーロッパ文字セット(ISO-8859-1が標準的)、日本語ドイツ語混合文書の場合はユニコード(UTF-8)をサポートするプログラムが必要になります。現在のところ、西ヨーロッパ文字セットをサポートするエディタは多いです。しかし、ユニコードによる日本語・ドイツ語(および他の言語)の混在する文書の入力・表示をサポートしているエディタは少なく、現時点ではEmEditorがお勧めです(ライセンス料3000円)。MS-WORD 2000で作成したマルチリンガル文書を、[エンコードしたテキスト]→でエンコード方法[西ヨーロッパ言語 (ISO)]や[UTF-8]を選択して保存することによっても作成できます。また、裏芸的ですが、OutlookExpress のメール作成画面をエディタ代わりに使うこともできます。(但し現状では UTF-8 保存時にトラブルが起こることがある。)秀丸エディタなど、UTF-8 のサポートを謳っているエディタでも、一部機能に制限がある場合がありますので、要注意。
      ISO-8859-1 インターネットの標準だが、日本語環境では、つい最近のWORD などポピュラーなウインドウズアプリケーションで(保存はできるのに)読めませんでした (-_-)/~~~~ピシー! ただし、MS-WORD 2000 では、[エンコードしたテキスト]として読み込めます。
      UTF-8 今後標準になると予想されるが、まだサポートしないプログラムが多い。ただし、表示だけなら、InternetExplorer や Netscape などの新しいバージョンでは問題ない。(このページも UTF-8 で書いています。)

  2. ドイツ文字が入力できること ― システム(Windows)の方でドイツ語入力ができること、具体的には、ドイツ語キーボード配列を実現すること。これは Windows のキーボードの設定によって可能です。
    1. [スタート]→[設定]→[コントロールパネル]→[キーボード]→[言語]→[追加]で、追加したい言語を選択して[OK]をクリック。
    2. 複数の言語(キーボード)を追加するときは、[追加]から繰り返す。
    3. 最後に[OK]をクリックすると、インストールディスクを要求されることがあります。多くの場合、C:\Windows\Options\Cabs を指定することで代用できます。また、インストール後、コンピュータの再起動を求められることもあります。
    4. インストール後、画面右下のタスクトレイに表示される漢字変換プログラム(IME)のアイコンをクリックすると、選択可能な言語が表示されます。ただし、それぞれの国のキーボードに変わるので、実質的にブラインドタッチが要求されます。例えば、ドイツ語では[Y]と[Z]が入れ替わるほか、ウムラウト、記号などが加わり、あるいはキーの位置が変わります。いろいろ試してみて下さい。



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