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歓喜へ!


歓喜へ! (1824年初め)
作詞 Friedrich von Schiller
作曲 Ludiwig van Beethoven

喜びよ,美しい神々の火花,
楽園の娘よ,
われらは炎のように酔いしれて,
天国のようななんじの聖なる世界に足を踏み入れる。
なんじの魔力は,再び結び合わせる、
この世のおきてが対立させたものを。
すべての人々は,兄弟となる。
なんじの優しい翼のもとで。

ひとりの親しい友を得るという
すばらしいことをやり遂げた人、
また優しい女性を勝ちえた人,
そのような人々は一緒に歓声をあげよ。
そうだ,一つの魂でも地球上において,
自分のものと呼ぶことができる者はみな。
だが、ひとりの心も得られなかったものたちは、
泣きながらこの場を立ち去るがよい。

すべてのものは喜びを、
自然の乳房からのむ。
すべての善なるもの、すべての悪なるものは、
自然の薔薇の小道をたどる。
自然はわれわれに接吻とブドウの房とを与える。
また死をもおそれず助け合う友をも。
虫けらにさえ快楽が与えられ、
天使は神の前に立つ。

喜べ、神の創られた太陽たちが
天のすばらしい計画によって喜ばしく飛び交うように、
進め、兄弟たちよ、君らの道を
喜ばしく、勝利に進む英雄のように。

万人よ、お互いに抱きあえ。
世界よ、この接吻を受けよ。
兄弟たちよ、星空のかなたに、
愛する父はきっとおられる。
みな、ひざまずいているか?
世界よ、汝は創造主を予感しないか?
星空のかなたに、創造主を求めよ!
星の上に創造主はきっとおられるのだ。




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