ドイツ語Windows95/98を使って
日本語で電子メールの受送信をするには)


 西ヨーロッパの Windows は、そのままでは日本語を表示したり、入力したりできません。しかし、インターネット・エクスプローラに日本語表示・入力モジュールを追加することで、日本語 Web サイトを表示したり、またブラウザベースの日本語メールを送受信したりできます。もし日本語を読むだけで、日本語入力の必要がない場合は、こちらの簡単な手順で日本語表示機能が追加されます。


 InternetExplorerがまだインストールされていない場合は

  1. Windows98 の場合は、通常 InternetExplorer5 以上がインストールされていますが、万一インストールされていない場合は、Windows Updateのサイトから、[Produktupgrade]リンクをクリックすると、自動的にダウンロード可能なファイルのリストを示してくれます。そのリストのなかに、InternetExplorerがリストアップされますから、それらにチェックマークをつけてダウンロードします。通常一旦コンピュータを再起動することになると思いますが、そのあと同様にしてもう一度 Windows Update のりストを請求すると、後の方に "Internationale Sprachunterstuetzung" というグループが表示されますので、その中の、 "Sprachunterstuetzung Japanisch" und "Eingabeeditor (IME) fuer Japanisch" というふたつのモジュールを選択し、ダウンロードします。

    自動アップデートができない場合は、下の Windows95 と同様に操作して下さい。自動アップデートのモジュールが組み込まれますので、あとは上の要領でダウンロードを続けます。

  2. Windows95 の場合は、マイクロソフトのホームページhttp://www.microsoft.comから、[Downloads]のタグをクリックします。そして、左側のフレームで、言語(ドイツ語など)を選択したあと、ダウンロードファイルを InternetExplorer 最新版に指定し、あとは指示に従って適当なフォルダに保存します。

    Windows98と同じ自動アップデートのモジュールが組み込んである場合は、それを実行するとWindows98の場合と同じように簡単に済みます。

    ダウンロードされたファイル(ie5setup.exe)は 、じつは Explorer のインストールファイルではなく、インストールファイルをダウンロードするためのプログラムです。 ダウンロード完了後このファイルを実行すると、ダウンロードが始まります。(ファイル名をダブルクリックするのが一番簡単です。)

    指示に従って進み、(1) Install Now / Jetzt installieren (2) Install Minimal or Customize ... /Minimal Installeren ... のダイヤログボックスがでたら、(2) を選択します。すると、オプションの選択画面が現れます。標準でチェックマークの入っているもののほか、下の方にある Unterstuezung fuer unterschiedliche Sprachen の項の、
    □ Untestuezung fuer die Textanzeige fuer Japanisch および 
    □ Texteingabeunterstuetzung fuer Japanisch にチェックを入れます。

    そのまま指示に従って進むと、Internet Explorer と日本語コンポーネントがダウンロード・インストールされます。

  3. インストール後は、日本語のWebサイトは自動的に日本語で表示されます。もし、正しく表示されない場合は、[ANSICHT/VIEW] からフォントの設定を [Japanese Auto] にします。

  4. 日本語機能をアクティヴにするには、(通常)画面の下にあるツールバーの右端のトレイに収められている言語アイコン([De]=ドイツ語、[En]=英語)をクリックして表示されるメニューから[Ja]=日本語を選択します。日本語106 キーボードがある場合は、[Alt]+[半角/全角]によって、欧米101 キーボードの場合は[Alt]+[~]で MS-IME 入切および全角⇔半角切替ができます。使い方は、日本語Windowsに添付されている MS-IME とほぼ同じです。ヘルプは日本語および英語で書かれています。

  5. ファイル名はアルファベットのみにし、日本語を使わないようにしましょう。英語やドイツ語のWindows 自身は、日本語文字を使ったファイル名が理解できません。無理に開いたり、おかしいと思ってスキャンディスクをかけたりすると、ファイルが破壊されることがあります。
    日本からファイルなどをもってゆくときは、ファイル名を半角アルファベットだけに変更しましょう。そうしないとせっかくの日本語環境でも読むことができません。ファイル名がアルファベットなら、ファイルの中身は勿論日本語文字を使ってかまいませんよ。そうでなければ無意味でしょう (^^V

  6. この日本語コンポーネントは、MS-WORD2000 などでも日本語表示・入力を可能にします。

  7. 【注意】私の試みた範囲では、Windows95 の通常のバージョン(OR2 でないもの)にインストールしたときは、日本語機能がうまく働きませんでした。これは一般的な現象なのか、私の運が悪かったのかは未確認です。(ほかに英語やドイツ語など、欧米版Windows95 の初期バージョンで試みた方がおられたら、情報をお寄せ下さいませんか?)


 InternetExplorerがすでにインストールされていて、日本語コンポーネントを追加する場合

  1. Windows98 の場合は、Windows Updateのサイトから、[Produktupgrade]リンクをクリックすると、自動的にダウンロード可能なファイルのリストを示してくれます。そのリストの後の方に "Internationale Sprachunterstuetzung" というグループがあますが、そのなかの、 "Sprachunterstuetzung Japanisch" und "Eingabeeditor (IME) fuer Japanisch" というふたつのモジュールをチェックして選択します。

    自動アップデートができない場合は、下の Windows95 と同様に操作して下さい。自動アップデートのモジュールが組み込まれますので、あとは上の要領でダウンロードを続けます。

  2. Windows95 では、インストール用ファイル(ie5setup.exe)がある場合はこれを実行、ない場合は、上の InternetExplorer 自身のインストールと同じ手続きで、ie5setup.exe をダウンロードします。

    Windows98と同じ自動アップデートのモジュールが組み込んである場合は、それを実行するとWindows98の場合と同じように簡単に済みます。

     インストールするコンポーネントを選択する画面で、Internet Explorer 本体をダウンロードせず、必要な日本語コンポーネントのみをダウンロード・インストールします。


日本語表示だけでよい場合

 海外で、大学やインターネットカフェなどのコンピュータを使う場合は、日本語環境がない場合もありますが、Microsoft Internet Explorer Ver5 以上がインストールされていれば、[View/Ansicht]→[Encoding/Codierung]から日本語フォント(通常)[Japanese (Auto-Select)/Japanisch (Automatische Auswahl)]を選択すると、自動的にフォントのダウンロードが始まります。リストにない場合は、[More/Mehr]をクリックします。ただし、フォント・ファイルの大きさが3 MBぐらいあるので、回線状況によってはかなりの時間が(接続条件によって3分〜3時間ぐらい)かかることがあります。また、Internet Explorerがまだインストールされていないときは、このページの説明にしたがって、インストールして下さい。ブラウザとして Netscapeがインストールされている場合でも、まれに(^_^;日本語フォントがインストールされて、表示だけはできることがありますので、念のため試してみましょう。


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