(6)「人格は、元々は単に無数の社会的な糸の交錯する点にすぎない。つまりそれは、たださまざまな圏と適応期から伝えられたものの結果にすぎないものである。だが、それは、所属的諸要素がその人格の中でいっしょになる場合の量と組み合わせの特殊性によって、個性となりうるのである」
ジンメル『社会的文化論 第三章 489』