(11)「そうだ、創造の遊戯のためには、我が兄弟達よ、聖なる肯定が必要なのだ。ここに精神は自分の意志を意志する。世界を失っていたものは自分の世界を獲得する」
「評価することが、創造することなのである。・・評価によってはじめて価値が生じる。評価がなければ存在の胡桃はうつろであろう。良く聞きなさい創造者よ」
「この真理への意志とは、一切のものを、人間が思考することができ、見ることができ、聞くことができるものへと変えようとする意志である。あなたがたは、あなたがたの感覚でつかんだものを、究極まで思考しなけれがならないのだ!」
「自己を維持する必要上、人間が事物の中に、はじめて価値をさしいれたのだ。人間が事物に意味を、人間的な意味をはじめて与えたのだ!だから、彼らは「人間」と呼ばれるのである。すなわち、「評価するもの」と。」 「意志することは開放する。自由にする。これが自由と意志についての真の教えである。」
ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』