[36] 「今、天下の政を為す者、其の人を寡なくする所以の道多し、其の民を使うこと労く、其の籍斂すること厚く、民財足らずして凍飢して死する者、勝げて数うべからざるなり。且つ大人は惟師を興して以て隣国を攻伐し、久しき者は終年、速き者も数月、男女久しく相見えず。此れ人を寡なくする所以の道なり。」(節用篇上、四章)に見られる。