[7] ゼロの状態とは、自他未分化の状態である。原初状態では、すべての認識は自分の身体によってなされるが、主体と客体は未分化のままである。その後、分化を認識し、概念の形式的操作が可能になる段階を追ったのが、『発生的認識論』である。