[7] 「自然は、社会的な支配のメカニズムによって社会に対立するもの、救いをもたらすものとして把握されることによって、かえって救い難い社会にもろに引きずり込まれ、その上で高く売りつけられる。「樹々は緑にして空は青く雲は流れ」といったいかにも絵画的なおごそかな誓いの言葉は、すでに自然を工場煙突とガソリン・ステーションのだまし絵と化している。」(啓蒙の弁証法p.228)