[3] 「この労働行程が、映画に秋波を送る小説の構想から、仕上げの音響効果に至るまで、プロダクションの全要素を統合する。それは投下された資本の勝利である。資本の万能さを、仕事にあぶれて職を探している者たちの胸に、彼らの雇用主の全能さとして焼きつけること、これこそ、プロデューサーがその都度どんなプロットを選ぼうと、あらゆる映画の本質的意味なのである。」(啓蒙の弁証法p.190)