(3) 「個々の成員の参与(脱退)によっては増減しないで、いわば実体的となっている知識や倫理的生活内容が存在し、・・また他人とある空間的な共存を行なっていこうとする人が必ず従い、また従わなければならない法律、習慣、交際の形式が完成している時・・社会が存在しているといえるのである。この場合には相互作用が凝集して、一つの実体になっているのである。」
ジンメル『社会的文化論 第一章 393』