[65]上掲書、12〜13ページによると、「太陽は東に出て西に没し、昼はあかるく夜はくらく、張るに花が咲いて冬に雪が降る。…これほど簡易なことはないのである。易の書は、このような天地の法則を示すものであるから、これを易と名づけたというのである。…かくの如く易のしそうは、すでに易の字義において示しているように、矛盾の中に統一があり、複雑の間に調和が存するのであって、千変万化窮極するところのない多内容を含有しているのである。」とする。