(2) 「何でも好きなことができる」というのは一体、限界を持たない自由というものになりうるのだろうか。なりえないと考える。なぜなら、何でも好きなことを「する」という制限が設けられているからだ。そのひとは、ものごとを、「しなければ」自由だと感じられない、という制約を課せられている。「する」という基準でしか測れない自由なのだ。限りがない状態ではない。