[15] これに関しては以下の点を参照した。 「宗教が人々を自己破壊の欲求から守ってくれるのは、宗教が一種独特の論理で人格尊重を説くからではなく、宗教が一つの社会だからなのである。この社会を形成しているのが、すべての信者に共通の、伝統的な、またそれだけに強制的な、一定の信仰と儀礼の存在にほかならない」(『自殺論』P112)