[30]『自我とエス』 p.212 なお、この箇所を論理的集合として図示することは、思考の助けになるものの、フロイトの無意識をそのように図示することはあまり意味がない。第一に、図示の際に問題になるのは、抑圧された無意識と確実な無意識の境界であり、第二に、確実な無意識はどこまで広がっているかという問題である。しかしこのような問題は、まさに表象として知覚しようとすることに他ならない。