[42]『自我とエス』 p.220 「グロディック氏自身がニーチェの例に従っているのは確実である。ニーチェは、我々のあり方において非人称的なもの、いわば自然必然的なものを<エス>という文法的な表現で呼ぶのを常としていた。」とある。非人称が、時間や天候を指し示すのは、共同性の象徴である。また、非人称が小児を指し示すのも、ニーチェ理解の助けとなるかと思われる。