10 同上P275,276を参考「 プロテスタンティズムの世俗内的禁欲はこだわりのない所有の享楽に全力をあげて反対し消費、ことに奢侈的消費を圧殺した。その反面この禁欲は心理的効果として財の獲得を伝統主義的倫理の生涯から解き放ち、利潤の追求を合法化するのみでなく、これを直接神の意志に沿うものと考えることによってその桎梏を破砕してしまった。」  「消費の圧殺とこうした営利の解放とを結び付けてみるならば、その外面的結果は禁欲的節約強制による資本形成がそれである。利得したものの消費使用を阻止することはまさしくそれの投下資本としての生産的利用を促さずにはいなかった。」