[66] 上掲書40ページによると、陽が天、日、父、男、仁、上、前、明、往、昼、尊、貴、福等の属性を示し、陰が地、月、母、女、義、下、後、暗、来、夜、卑、賤、禍等の属性を示すとされる。占いがより具体的な答えを求められる性質を持つため、具体的な属性を示すことは当然であろう。ここで、私が挙げた「陰=見えないモノの総体」というのは、私論であり、そもそも「陰陽」なる思考のツールがどういった精神形態の具現化であるかという意義を示すことが目的で定義づけた。