2001年度研究演習T

志望理由書

9325番 石橋真理恵


志望理由

私の研究演習の選択基準は以下の通りである。

  1. 総合政策学部の特色である「T字型学問」の縦棒の部分を構築できるかどうか
  2. 総合政策学部で学んだ「T字型学問」の横棒の部分をつなぎ合わせられるヒントを得ることができるかどうか
  3. 自分自身のライフサイクルを考えた時に今しかできないことであるかどうか

2年間の大学生活の中で、私は多くの組織に関わり、そこで多くの出会いに恵まれた。

多くの経験により自分の世界を広げられた。総合政策学部の持つ多様性に触れ、可能性に気付かされる毎日はとても刺激的であった。

しかし二年生を終えようとしている今、私はなんのアウトプットも自分の内に出せていないことに気付いた。

総合政策学部の持つ多様性と可能性に気付くだけでなく、それを統合し自分自身と社会に反映させることができて初めてその多様性が生きてくると私は考えている。

知や経験のネットワークを形成してこそ「T字型学問」の意義があると考えている。

総合政策学部に入ったとき「やる気があればなんでもできる場所」だと感じた。しかし一方で「やる気があってもどこにそれを使うか」ということを自己責任において選択しなければ、それは「マイナス(T字型の横棒のみを意味する)」になるという危険性も少なからず感じた。

私は総合政策学部の多様性(Tの横棒)に自分自身の可能性(Tの縦棒)を加え、自分自身のアイデンテティを形成し、社会にアウトプットを出したいと考えた。「知」によっておこなわれるそれは、今しかできないことであり、自分自身の可能性を模索するためには、自分のライフサイクルの中で「今やらなければ一生しない」であろうことに取り組むべきだと考えた。

私がこれから飛び出していくであろう社会は「多様性」にあふれているはずだが私達はともすれば、それを無視してしまう。本当の共生を目指すならば、これらの多様性を最大限に生かしつつもそれを結び付けていく何かが必要だと思う。私はそのファクターの一つに「カリスマ」の存在があると考え、研究演習ではその多様性を生かした組織経営と、そのために必要な存在としてのカリスマ、そしてメディアについて研究していきたいと思う。

そして私自身が社会の多様性を「つなぐ」存在になりたいと考えている。自らのT字型知識が社会に還元できるくらいに強くなるように体のフィットネスはもちろんのこと知のフィットネスに力を入れていきたいと考えている。

―以上の理由から私は当ゼミを選択します