| インターネット黎明期にファイル交換の方法として主に行われたのは、匿名FTPサーバーによるファイル交換である 
 匿名FTP(anonymous File Transfer Protocol)サーバーとは匿名でログインしてファイルを入手したり与えたりすることが出来るサーバーの事である。ユーザーはARCHIE(アーチー)と呼ばれるサーバーで欲しいファイルがどの匿名FTPサーバーにあるかを知る事が出来て、そこでファイルのありかを調べてファイルを交換する事が出来る。次に1995年頃から1997年頃に主流となったのが、FTP(File Transfer Protocol)によるファイル交換とフリーホームページによるファイル交換である。FTPとは、日本語に訳すとファイル転送規約となり、ファイルを転送する際の決まりや遠隔地のパソコンにファイルを送る仕組みの事である。遠隔地のパソコンからFTPを用いてログインする事でファイルを入手する事が出来るのである。フリーのホームページを使用する方法は、無料のHPや掲示板をレンタルし、そこに偽装等を施したファイルを公開する方法である。
 1997年頃から主流になったのは、HotlineやICQ等のメッセンジャーを用いたファイル交換である。メッセンジャーとはインターネットのコミュニケーションツールで、チャットや電子掲示板等のサービスを提供するもので、そのサービスの一つにファイルの転送がある。HotlineやICQはメッセンジャーの名前である。
 1999年に登場してファイル交換の一大転機となったのが、Napsterの登場である。Napsterは音楽ファイルの交換を目的としたものだが、これがそれまでのファイル交換の方法と異なったのはその規模の点である。ソフトをインストールする事によってそのソフトをインストールしている全世界の人々とファイルを共有する事が出来たのである。その利便性からNapsterは全盛期で約6000万人、日本でも約100万人の利用者がいたが、その規模ゆえに著作権が深刻な問題となり、現在ではNapster社は破産・アプリケーションは使用不可能になっている。
 しかしながら2001年にはNapsterの基本的なスタイルを踏襲し、なおかつ音楽ファイル以外のファイルも交換できるファイル交換ソフトWinMXが登場した。この事により、音楽ファイル以外の著作権ファイルの交換広く行われるようになり、同年11月には特に悪質な利用者が逮捕されている。
 
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