四人寄れば…

総合政策学部 総合政策学科 1回生

齊藤祥子

3人寄れば文殊の知恵といいますが、文殊菩薩というのはご周知の通り知恵をつかさどる菩薩です。
興味深いことは、文殊菩薩は様々な視点から物事を見たり考えたりできる能力を持っていることです。なぜなら、文殊菩薩は物事を考える基準になる様々な「定規」を持っていて、いろんな視点から価値判断ができる。いわゆる杓子定規の状態にならないのです。たしかに、1つの偏った思考で物事を考えるよりも複数の視点からさまざまな思考で物事を捉えたほうが正確性や客観性が増します。
現代は、様々な分野が専門的に細分化しています。問題というのは、常に色々な要因が複雑に絡み合って起こるものです。全体を捉える力が必要です。その力を、総合政策学という学際的学問は大いに持っていると思います。
今回リサーチフェア「NEXT→」に出場するにあたって、ゼミで出会った個性も興味も得意な分野も違う友人たちでチーム・KAMATY'Sを結成しました。4人で色々なアイディアを出し合ったり考えたりすることは、まるで総合政策学の縮小図みたいなもので、総合政策学部のことを総合政策学的アプローチで核心に近づけたように思います。
そして「4人寄れば文殊菩薩にも負けない知恵」が生まれました。メンバーには本当に感謝しています。ありがとう。
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終わり