Mastery for Serviceの中に存在する学生達

関西学院大学 総合政策学部 総合政策学科 1回生

中島惇輝

私は現在、関西学院中学部・高等部を経て関西学院大学総合政策学部に通っています。すべてにおいて言えることは、キリスト教精神が根付き、「Mastery for Service」という言葉が大事にされていることです。また、関西学院に入学して初めて聞いた言葉は、校歌である「空の翼」の中で歌われていた「Mastery for Service」という言葉でしょう。

では、関西学院において私が学んできたことは何でしょうか。大きな流れで見てみると、中学部・高等部ではキリスト教・スクールモットーである「Mastery for Service」についての歴史的背景・その言葉の重要さを学び、大学では実際にスクールモットー・奉仕のための練達を行う環境を提供され、そこで学び、そして社会全体に対して奉仕していくことの大切さを学んでいると思います。
実際に、中学部や高等部では、実際に聖書の時間や礼拝の時間など多くの場面でキリスト教とその言葉について深く触れてきました。ですが、実際に大学に入ってみるとどうでしょうか。キリスト教学といった授業や礼拝などもありますが、中学部や高等部と比較してみると「Mastery for Service」と言う言葉はあまり聞かれないように感じます。その理由は、単にこの言葉の存在を知ることだけでなく、先程も言ったように「奉仕のための練達」を行っていく時期だと思うからです。私は、大学までは既存のものに対しての行動、例えばどこかのクラブに入って試合で優勝を狙うなどが考えられると思いますが、大学では異なっていると思います。大学では、個人個人が目標を見つけ、それに対して実際に行動していけるのです。大学に入って、自分の興味のあることを率先して学ぶと共に、それを社会に返していく、これが「Mastery for Service」であり、関西学院がそこで学ぶ生徒達に最も感じてほしい理念だと思います。

現在、私は「Mastery for Service」という言葉と密接に関わっている関西学院大学総合政策学部で、「Mastery for Service」「Think globally, Act locally」の精神を持った人になることを目指しています。また、そういった精神を持った学生達が集まり、互いに勉学に励むことによって、多くの力が生まれるのではないだろうかと思っています。我々に求められることは、それら二つの言葉通り、十分な練達を各個人が行い、社会に対して奉仕する。また、その視点を世界に向け、足元から行動することだと思います。ですが、これらは単純であり簡単なように見えるかもしれませんが、非常に難しいことなのです。

「意志のあるところには、道がある」我々は日々、努力を重ねなければならないのです。

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