図は、一番上から「日本の政策系大学(ここでは、関西学院大学の総合政策学部とする)」、次に「日本国内の政策研究機関・シンクタンク」があり、そして一番広い部分は「世界の政策研究機関・シンクタンク」とピラミッド型で示しています。
「日本の政策系大学」は、私たちの学部のモットーである「Think Globally, Act Locally」からわかるように、大学は大規模な政策を考えるのではなく、むしろ地域的な、身近な問題を考え、解決方法を見つけ出す役割を担います。
「日本国内の政策研究機関・シンクタンク」は、特に国家レベルの政策の検討をします。ただ、小さい規模の政策を行うことが時折あるので「地域レベル」の政策も担当します。
「世界の政策研究機関・シンクタンク」では、世界レベルの政策を模索・検討します。ただ、特定の「地域」を取り上げたり、「国」を取り上げたりすることもあるので、上記2つも担当することがあります。
図を見て、「世界のために」は「地球のために」と同じことかと思われるかもしれませんが、ニュアンスが少し違います。というのも、「地球のために」するグループは、「大学」でも「国の研究所」でも「世界の研究所」でも何でもいいわけです。言い換えると、何か対象のために問題を考え、解決することは、「地球のために」することと同義です。
結論として、関西学院大学総合政策学部が「連携」を組むということは、提携を結ぶなどという直接的なこともありますが、様々な場所で起こる問題をそれぞれの立場で解決策を探る間接的なことでもあるのです。 |