1-3-2 アプローチ2


ふたつ目はHeenan & Perlmutterの志向形態アプローチについてである。これは@本国志向(Ethnocentric):組織の権限から地理的属性まで全てにおいて、本国人が中心的地位を持つ。A現地志向(Polycentric):本社と子会社間のコミュニケーションはあるが、重役を除くほとんどの場所で現地人を採用。郷に入れば郷に従え的考えB地思考(Regiocentric):地域ベース(cf.欧州担当、極東担当など)で管理者を採用、訓練、評価、配置する。C世界的志向(Geocentric):世界的なシステムアプローチを用い、各地域の統合を図る=Organic Worldwide Entity(有機的な世界統一)。国籍は重要視しない。企業の状態を表すRobinsonのアプローチと比べるとこちらはどのような意識をもった企業であるかということに着目している。しかしどちらも本質的な発展方法は変わらない。


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