おわりに


この発表ではグローバルビジネスを行う際に分類される組織体系の定義や種類の提示と、そのアプローチ方法について考察した。そして現在の研究では普遍に使用されるグローバルビジネスないしは多国籍企業の定義は存在しないということ、また企業形態は個人の位置づけに帰するため定義付けが問題でないことが分かった。ここで大切なことは、グローバリゼーションは止めることができず、企業のグローバル化はますます進むであろうということである。私たちはそんな社会の変化、つまりボーダレス社会に対応するためにグローバルでローカルという柔軟な考え、グローバルとローカルはひとつであるという発想を持つことが求められている。そしてこの発想の転換は、組織全体をネットワークとしてみる“複雑系”と言う考えがグローバルビジネスにも浸透してきたと証拠と言えるのではないだろうか。


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