日本企業の不信

C日本企業における問題点
     〜その2〜


<コンプライアンスについて>

コンプライアンス、法令遵守、と訳しています。
さっきも少し書きましたが、現場の社員で抑えてしまっている場合が多いのです。
トップがいくら頑張っても、無理なときは無理です。
一般の社員が、守ろうとして、初めて企業は安心して活動できます。
法令遵守が出来るのです。

しかし、ハナシはこれでは終わりません。
今回の多くの不祥事。どこから出てきたのでしょう?

これ、多くが内部告発なのです。
例として表です。

2000年7月 三菱自動社 リコール隠し 社員が運輸局(今の国土交通省)へ
内部告発
2002年1月 雪印食品 牛肉偽装 兵庫県西宮市の倉庫会社「西宮冷蔵」
社長が告発
5月 ダスキン 肉まんの無
認可添加物
混入を指摘した大阪府内の業者が
担当役員に告発
6月 協和香料 添加物 東京都食品監視科に匿名の投書で
告発
7月 USJ 期限切れ
食材使用
元アルバイトの内部告発
飲み水に
工業用水
内部告発らしきFAX
8月 日本ハム 牛肉偽装 子会社の社員が近畿郵政局に
内部告発
東京電力 原発トラブル 2年前、通産省に点検作業に
参加した米ゼネラルエレクトロニック
(GE)の関係者による

こうして見ても、内部告発が多いですね。
これまでは、表に出てこなかった問題が出て来るようになったのは新しい傾向だと思います。
簡単にペラペラと企業の内部情報を話す事は悪い事です。
秘密漏洩として、訴えられる危険もあります。
が、こういった事は見過ごしてはいけません。
しかし、内部告発制度にも問題があります。これは、「日本のこれから」で述べたいと思います。


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