鎌田ゼミ　ツアーページ（カスタム）

ゼミの運営方法

シラバスより抜粋

==========
研究演習Ⅰ：
上記の【研究内容】の趣旨に従って、春学期は人文・社会科学を
中心とした諸領域にまたがる重要文献を用いた「基礎トレーニング」
を課し、学術的基礎能力の開発を目指します。秋学期以降は学生の
自主的なグループワークとプレゼンテーションを軸に運営されます。
==========

今年の春学期はフロイトから始まって、心理学関係の文献を読みました。その後、ベンサム、デュルケーム、ジンメル、ヴェーバーと社会学関係の文献を読み、最後にクーンの『科学革命の構造』を扱いました。

来年は多少の変更はあるとは思いますが、基本的な路線は同じようになると思われます。春学期に関しては、鎌田先生が文献を選びそれについてゼミ生がプレゼンテーションをするという形式ですすめられます。この文献選択はこれまでの3年間のゼミの中で模索されたもので、このあとのゼミの活動の準備運動となるものです。

秋学期になると、毎年、ゼミ生が運営会議を開き、どのような文献を扱うかを決定します。
今年の例でいくと、和辻哲郎『風土』、比較思想というテーマで、『老子』、『旧約聖書・新約聖書』、『原始仏典・大乗仏典』、『コーラン』を扱いました。
いまは、リサーチフェアーに参加するための準備を行なっています。「環境思想」をテーマに、口頭発表、ポスターセッション、ホームページによる発表に参加します。（ぜひそちらもいらして下さい。）

鎌田ゼミ講義内容へ

以上が、基本的なゼミの運営ですが、もう一つの大切なものが、プレゼンテーションの準備、「グループワーク」です。なにせ、どの文献もそう簡単に読めるものではありません。ただ、文字を追うだけではなく、内容を理解しなくてはいけません。そのときに、一人ではなく、３～４人程度のグループでお互いに議論を重ねながら読んでいくと、理解が深まります。ときには徹夜での議論もありますが、そのあとの達成感は何ともいえないものです。また、ゼミの先輩である４回生や院生の方々が参加して下さることもあり、非常に心強いです。
このような、グループワークを通して文献のより深い読解だけでなく、ゼミ生同士の交流なども深まっていきます。

ツアーページtopへ　　 HOMEPAGE