鎌田ゼミにおける総合政策研究

 このページは、鎌田ゼミで読んだ文献などを使い、総合政策的視点によって書かれた文章を記載することころです。今はまだ少ないですが、徐々にアップしていきますのでよろしくお願いします。


<<鎌田ゼミとは総合政策を実践しているゼミ!?>>

 私たちが総合政策学部に入学してすぐのある日、ある先生は黒板に縦の棒グラフを描き、一つ一つを「政治学、社会学、心理学・・・」などなどと定義していきました。そして最後に、すべての学問を串刺しにする横の棒を描き「これが総合政策です」とおっしゃいました。私事にはなりますが、その時に「ああ、この学部は既存の体系にとらわれず、自由な発想を創り出す学部なんだ」と感動したことを今でも覚えています。

 ところが、私たちは本当に「政治学、社会学、心理学・・・」などの諸学問を知っているのでしょうか。大学生として政策を立案するだけの学問を積んできたのでしょうか?誰に問いかけても、この答えはおそらく「No」でしょう。ならば、3年生で我々総合政策学部の学生がするべき事は・・・そうです、おぼろげながらもすべての学問について勉強し、学術的に政策を立案する上での基礎を築くことです。もちろん、本当の政策は泥臭いところで強権的に決まっていくものでしょうが、大学で「イニシアティブの取り方」というHow toを習っても仕方がないわけで、大学にいる限りは政策を学術的に考察するべきでしょう。

 そういった意味で、鎌田ゼミでは諸学問の古典を一週間に一冊ずつ読んでいくという作業を繰り返しています。もちろんこれだけ分厚い本ですから、おせじにも「自分はすべてを理解した」などと豪語することはできません。しかし、総合政策のうちの「総合」という基盤は、徐々にできあがりつつあることを実感しています。


  1. 「政策学・応用倫理学・基礎倫理学」著:鎌田康男

  2. 「 『Think localy』の環境保護ver1.0b」著:吉良敦岐

  3. 「人間の理解と複雑性〜個性とは何か」著:吉良敦岐

  4. 「やはり幻想を考える」著:生島卓也


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