日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)TipSheet集
聴覚障がいがある学生を初めて支援する方のために〜

 日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)は、日本で聴覚障害がある学生への修学支援のために、筑波技術大学を中心に組織されたネットワークです。なお、アメリカでは同じようにPEPNetというネットワークが活動しています。
 以下は、このPEPNet-Japanが、聴覚に障害がある学生を支援するため、初心者の方にもわかりやすく解説したTipSheetという資料の説明です。ご関心がある方は是非お目を通し下さい(PEPNet-Japanの許可をいただき、このHPにファイルを収めています)。


◆TipSheetとは・・・(PEPNet-Japanホームページの聴覚障害学生支援ガイドTipSheetより引用。文章一部改)

 聴覚障がい学生の支援を目的に、大学の担当者と相談をする中で決まって出される問題があります。

○聴覚障がい学生からノートテイクをつけてほしいといわれたが、どうすればよいのかよく分からない。
○支援担当になり、企画を立てて上司に提案するが、なかなか理解を得られず困っている。
○教員に対して、「聴覚障がい学生が受講しているため配慮をしてほしい」と文書を渡したが、理解されていないらしい。
○ゼミに聴覚障がい学生が参加することになった。聞こえる学生と一緒に授業を進めるための方法が分からない。
○友達のろう学生に頼まれて、ノートテイクをやっているけれどうまく書けない、方法が分からない。

 このような「理解されない」「分からない」ことが、支援を進める過程で大なり小なり壁になっているようです。また、参考になる資料や専門書を探してみても、まだまだ事例は少なく、身近に入手できるものは十分ではありません。こうした現状をふまえ、高等教育の支援に携わる人々の疑問に的確に応えられるような手軽な資料を提供したいと思っているところで考案されたのがPEPNet−Japan Tipsheet(チップシート)です。なお、詳しい説明はこちらの日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワークのHPをご参照下さい。


 各TipSheetは下のリストからダウンロードできます。これらのPDFファイルは、視覚に障がいを持つ方に充分に対応していません。そのため、読み上げソフトが利用可能なテキストファイルを別のページに用意してありますので、こちらをご覧下さい

0. TipSheetの特徴とその活用(初心者の方への手引き)

1.高等教育における聴覚障害学生支援

2.聴覚障害学生支援の全国的状況

3.聴覚障害

4.聴覚障害幼児・児童・生徒を囲む教育環境

5.聴覚障害教育におけるコミュニケーション方法

6.情報保障の手段

7.文字による支援方法

8.手書きのノートテイク その特徴と活用

9.パソコンノートテイク その特徴と活用

10.高等教育における手話通訳

11.手話通訳による支援

12.通訳者の健康障害とその対応

13.補聴援助システム

14. 聴覚障害学生支援におけるコーディネート業務

15. 入学当初のサポート


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