ゼミ文献データベース(1997〜2000)
編集、文責:万仲龍樹
記述上の注意:1997/Tは1997年度研究演習Tを意味する。各テーブルの「○」はゼミで扱ったことを意味し、空欄は扱っていないことを意味する。
年度別の集計

著者・テキスト名 1997/T 1998/T 1999/T 2000/T 備考
フロイト「精神分析入門」 世界の名著
ユング「心理学的類型」 世界の名著
フロム「正気の社会」 世界の名著
デュルケーム「自殺論」 世界の名著
ジンメル「社会的分化論」 世界の名著
ウェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」 世界の名著、岩波文庫など
ピアジェ「発生的認識論」 クセジュ文庫
マンハイム「イデオロギーとユートピア」 世界の名著
オルテガ「大衆の反逆」 世界の名著
マリノフスキー「西太平洋の遠洋航海」 世界の名著
レヴィ=ストロース「悲しき熱帯」 世界の名著
「命題コレクション社会学」
墨子 世界の名著
荘子 世界の名著
ダーウィン「人類の起源」 世界の名著
トーマス・クーン「科学革命の構造」 みすず書房
「現代の科学1」 世界の名著
「現代の科学2」 世界の名著
アダム・スミス「国富論」 世界の名著
J.S.ミル「自由論」 世界の名著
ベンサム「道徳及び立法の諸原理序説」 世界の名著
マルクス・エンゲルス「資本論」 世界の名著
ケインズ「貨幣改革論」 世界の名著?
レーニン「マルクス主義の劇画」 世界の名著?
レーニン「帝国主義的経済主義」 世界の名著?
孫文「三民主義」 世界の名著
毛沢東「実践論」「矛盾論」 世界の名著
ガンジー「自叙伝」 世界の名著
ネルー「自叙伝」 世界の名著
ニーチェ「ツァラトゥストラ」 世界の名著、岩波文庫など
「近代の芸術論」 世界の名著
南博「原典による心理学入門」 講談社学術文庫
「老子」 世界の名著
「大乗仏典」 世界の名著
「コーラン」 世界の名著
J.S.ミル「功利主義論」 世界の名著
アドルノ、ポパー他「社会科学の論理」 絶版
ホルクハイマー・アドルノ「啓蒙の弁証法」 岩波書店
バルッチ「操作万能の自由」 鎌田康男訳
フロイト「無意識について」 フロイト著作集
フロイト「自我とエス」 ちくま学芸文庫『自我論集』
フロイト「集団心理学と自我の分析」 フロイト著作集
フロイト「人間モーセと一神教」 フロイト著作集
和辻哲郎「風土」 岩波文庫
「旧約聖書」「新約聖書」
「原始仏典」 世界の名著
ハイデガー「放下」 コピー
ボードリヤール「消費社会の神話と構造」 紀伊国屋書店
プラトン「プロタゴラス」 岩波文庫
アリストテレス「ニコマコス倫理学」 コピー
ウェーバー「社会科学と社会政策における認識の客観性」 岩波文庫など
リップマン「世論」 岩波文庫
ブーアスティン「幻影の時代」 東京創元社
ニーチェ「道徳の系譜」 岩波文庫
ジンメル「近代文化における貨幣」 ちくま学芸文庫『ジンメル・コレクション』
著者・テキスト名 1998/U 1999/U 2000/U 備考
カント「純粋理性批判」 岩波文庫
カント「道徳形而上学原論」 岩波文庫
ヘーゲル「精神現象学」 作品社
ハイデガー「存在と時間」 世界の名著、他
ショーペンハウアー「根拠律」 法政大学出版局



以上が、これまで読んできたテキストの羅列です。他にも、ルーマン、フレチェット「環境の倫理」やドブソン「グリーン・リーダー」などの文献もありました。研究演習Uについては、研究演習Tとは目的、進め方などが異なるので、あくまで参考程度にしてください。

頻度の多いもの
著者・テキスト名 簡単な説明
デュルケーム「自殺論」 鎌田ゼミ社会学基本文献3冊の一つ。社会学の研究方法を始め、重要な要素が盛りだくさん。ジンメルの「社会的分化論」と合わせて、『世界の名著』のお買い得な一冊。
ジンメル「社会的分化論」 鎌田ゼミ社会学基本文献3冊の一つ。これまでも多くのゼミ生に影響を与えてきたもの。かなり抽象度が高く難解。
トーマス・クーン「科学革命の構造」 科学論の基本文献。様々なところに応用されている「パラダイム」という概念について。用語が一人歩きしがちなだけに、クーンの考えに触れておきたいところである。
ウェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」 鎌田ゼミ社会学基本文献3冊の一つ。デュルケームと同様に論旨そのものと同時にその裏に秘められた社会学の方法など様々の重要な要素が含まれる。
ホルクハイマー・アドルノ「啓蒙の弁証法」 いわゆるフランクフルト学派を代表する2人の非常に歯ごたえのある文献。重要な問題提起が含まれる、難関文献の一つ。
バルッチ「操作万能の自由」 鎌田康男訳であり、ゼミで扱うものの中ではおそらくもっとも最近に書かれた文献(講演)。量的には非常に短く、一見、主張もわかりやすいものであるが、その背後には難解さが横たわる。
「老子」 「無為自然」などで有名な老子のテキスト。「時代遅れ」や「古い」として片づけてしまいがちな古代思想ではあるが、時代的、空間的な自らの価値観の相対化という点から言っても、安易に斥けられないものの一つである。

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